強盗や空き巣はいきなり来るのではなく、下見を行ってから来るものです。
何度も下見にきて、留守の時間や人通りなどを調べます。
その一環として、インターホンを鳴らして留守の確認を行うことやマーキングをして下見の情報を書き込むことがあります。
このような前兆があると、強盗に入られる可能性がありますので、すぐにでも対策を講じる必要があります。
強盗の下見はインターホンから?
強盗の下見は、インターホンを使うことが一番多いです。
インターホンを鳴らすことで留守の確認や家に住んでいる家族構成を調べます。
最近は、家に電話がなくなっているため、インターホンによる確認が多くなっています。
郵便受けの郵便の確認や動きを見張られることなどもありますが、インターホンによる確認が一番多いことを覚えておきましょう。
高齢者だけの世帯や一人暮らしの世帯が狙われやすいので、対策が必要になります。
インターホンの防犯対策について
インターホンの防犯対策として次の2つがあります。
- モニター付きにする
- 録画していることを表示する
モニター付きにする
モニターを付けることだけでも、インターホンを鳴らされる確率が減少します。
モニターで見られるとわかると、犯人もインターホンを鳴らしにくくなります。
録画していることを表示する
インターホンに「録画中」というシールなどを貼ることで、インターホンを鳴らされる確率が減少します。
犯人は顔を記録されることを極端に嫌います。
よって、録画しているインターホンを押すことはなかなかしないでしょう。
顔を映らないようにインターホンを押しても、不審がられるので「録画中」の表示は効果的です。
訪問者の特徴やマーキングについて
インターホンを鳴らして下見に来る人の特徴は様々です。
ですので、常に疑うことを忘れないようにしましょう。
こんな人にも気を付けましょう。
- 普段着、作業着、スーツ姿の人
- 工事業者、リフォーム業者、修理業者
普段着、作業着、スーツ姿の人
知らない人が「トイレを貸して欲しい」と来た時は注意です。
実際にこの言葉で強盗や空き巣の下見をしていることがあったそうです。
作業着やスーツの方が何度も近所を回っている場合も注意が必要です。
犯行のために下調べをしている可能性があります。
工事業者、リフォーム業者、修理業者
工事業者やリフォーム業者、修理業者は強盗の下調べのほか、詐欺にも気をつける必要があります。
「近くで工事をしていて騒音等ご迷惑をお掛けしてませんか?」
と、訪問し在宅状況や世帯の状況の把握にきることがあります。
もちろん、本当の業者の場合もありますよ。
大手リフォーム業者を名乗って、下見に来る場合があります。
「外壁が剥がれてきてるようですが…」
「屋根の修理が必要そうですが…」
「水道管の点検は行ってますか?」
などなど、いろんな言葉で訪問をしてきます。
話をしながら、世帯構成を聞き出したり、留守にしている時間を書き出したりします。
また、2人組で訪問に来た場合、1人が家の点検を行なっている時に、もう1人が家の中の間取りや貴重品がありそうな所を調べることがあります。
さらに、このような場合では、もう1人の人がその場で金品を盗んでしまう場合もあります。
マーキングについて
下見をした家にはマーキングを付けていくことがあります。
マーキングは、留守になる時間帯を数字や色、アルファベットなどを使用して暗号化します。
その情報を、表札やポスト、インターホンなどにペンで書いたり、シールを貼ったり、傷をつけたりしてマーキングします。
また、このマーキングは下見をした犯人に限らず、仲間への情報共有も兼ねているので、見つけたらすぐに消しましょう。

マーキングされやす箇所をチェックしましょう!
・表札
・ポスト
・インターフォン
・ガス、電気メーター
・玄関ドア
まとめ:強盗の下見はインターホンから?
強盗の下見は、インターホンを鳴らすことが一番多い事例です。
インターホンを鳴らすことから、様々な情報を抜き取られてしまいます。
よって、下見としてインターホンを鳴らされないことが、最初の対策となります。
もし、インターホンを鳴らされたとしても、「面識のない人は危険だ」と常に警戒して、情報を与えないようにしましょう。
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