「ドライブレコーダーってどこにつけてもいいの?」と疑問ではありませんか。
ドラレコは、保安基準により取り付ける位置が決まっています。
具体的には、フロントガラスの場合は以下のとおりです。
- ガラスの上の開口部の実長の20%以内の範囲
- ガラスの下の開口部から150mm以内の範囲
この基準を守らないと違反になってしまうので注意が必要です。
ドライブレコーダーをつける位置について!

ドラレコの取りつける位置は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2023.6.5】
第39条(窓ガラス)により定められています。
この告示では、ドラレコの取りつけ位置が次のとおり定められています。
- 前面ガラスの上縁であって、車両中心面と平行な面上のガラス開口部の実長の20%以内の範囲につける場合
- 前面ガラスの下縁であって車両中心面と平行な面上のガラス開口部から150㎜以内の範囲につける場合
フロントガラスに何かをつけると視界が悪くなり危険になりますので、このような基準が定められています。
ただ、2つ目の基準である「下から150mm以内の範囲」は、つけれはするけれど、つけると邪魔になりそうなので、上部につける方が良いと思います。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2023.6.5】
第39条(窓ガラス)3 窓ガラスへの装着、貼り付け、塗装又は刻印に関し、保安基準第29条第4項第6号の告
示で定めるものは、専ら乗用の用に供する自動車であって乗車定員10人未満のもの及び
貨物の運送の用に供する自動車であって車両総重量が3.5t以下のもの並びに第27条第2
号イ(2)に適合する自動車にあっては第1号、その他の自動車にあっては第2号から第10
号までに掲げるものとする。
一 協定規則第125号の規則5.1.3.に定める基準に適合したもの。
二 車室内に備える貼り付け式の後写鏡及び後方等確認装置
三 道路等に設置された通信設備との通信のための機器、協定規則第159号に定める基準
に適合する装置、ドライブレコーダーの前方用カメラ若しくは運転者用カメラその他
の道路、交通状況若しくは運行中の運転者の状況に係る情報の入手のためのカメラ、
一般乗用旅客自動車運送事業用自動車(一般乗用旅客自動車運送事業の用に供する自
動車をいう。以下同じ。)に備える車内を撮影するための防犯カメラ、車両間の距離を
測定するための機器、雨滴等を検知して窓ふき器を自動的に作動させるための感知器、-1-
車室内の温度若しくは湿度を検知して空調装置等を自動的に制御するための感知器又
は受光量を感知して前照灯、車幅灯等を自動的に作動させるための感知器であって、
次のイ又はロに掲げる範囲に貼り付けられたもの。ただし、前面ガラスの上縁であっ
て、車両中心面と平行な面上のガラス開口部の実長の20%以内の範囲又は前面ガラス
の下縁であって車両中心面と平行な面上のガラス開口部から150㎜以内の範囲に貼り
付けられた場合にあっては、この限りでない。
イ 運転者席の運転者が、協定規則第43号の附則3に規定するO点(以下この条、第117
条及び第195条において単に「O点」という。)から前方を視認する際、車室内後写鏡
により遮へいされる前面ガラスの範囲
ロ 協定規則第43号の附則3に規定する前面ガラスの試験領域I(以下この条、第117
条及び第195条において単に「試験領域I」という。)及び試験領域Iを前面ガラスの
水平方向に拡大した領域以外の範囲
引用元:S039.pdf(国土交通省HPより)
ドラレコはどこにつけるのがおすすめ?
ドラレコは、フロントガラスの上部につけるのがおすすめです。
特に、バック(ルーム)ミラーの後ろにつければドラレコが目だすことがなく、保安基準にも適合するため、一番のおすすめ場所になります。
そのほかの場所としては、バック(ルーム)ミラーに向かって左後方の箇所です。
ドラレコの種類によっては、録画中の画像がずっと見えていることがあります。
その映像が運転の妨げになることを防ぐため、運転席からの死角となる場所に設置するのがおすすめです。
また、ドラレコはできるだけ中央に設置することを意識しましょう。
端っこに設置すると、前方(前方の横)に死角ができてしまいます。
つけたドラレコが死角によって肝心のところが映像に映ってなかったら意味がありません。
死角等を考えて端につける以外は、中央に設置するようにしましょう。
まとめ:ドライブレコーダーをつける位置について!
ドライブレコーダーは、どこにつけてもいいというものではありません。
取り付ける位置は、保安基準で定められていますので、基準に沿って設置する必要があります。
また、運転の邪魔にならない位置と映像の死角ができにくい中央に設置することを意識しましょう。
ミラー型だと邪魔にならずに済みますね。
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