「強盗や空き巣対策に犬は役に立つの?」とお考えの方は多いのではないでしょうか。
強盗や空き巣犯が同じ条件下で、犬がいるといないの違いがあったとしたら、犬がいる家の方が嫌がることは明白です。
しかし、犬がいるからと言って、過信してしまうとその油断から犯行を許すことになりますので、注意が必要です。
強盗や空き巣は犬がいる家を嫌がる?

なぜ、強盗や空き巣が犬のいる家を嫌がるのかを掘り下げていきましょう。
- 犬の鳴き声が警戒心を高める
- 犬の存在自体が心理的な抑止力になる
- 防犯対策としての犬の効果は実証されている
犬の鳴き声が警戒心を高める
強盗や空き巣が最も避けたいのは、周囲の人に気づかれることです。
犬がいる家では、侵入者に対して吠える習性があるため、不審者はすぐに周囲の住人に気づかれてしまう可能性が高くなります。
特に、大型犬や警戒心の強い犬種は、遠くまで響く大きな声で吠えるため、犯罪者にとって大きな障害となります。
一方で、誰に対しても人懐っこい犬では犯人に手懐けられてしまう可能性があります。
自分の買っている犬が、番犬としての役に立つかを見極めることが大切です。
犬の存在自体が心理的な抑止力になる
強盗や空き巣は、リスクの少ないターゲットを選びます。
犬がいる家では、侵入時に攻撃される可能性があるため、リスクが高いと判断されやすくなります。
特に、番犬としての訓練を受けた犬や、攻撃的な性格の犬がいる場合、侵入者は大きな危険を感じて犯行を断念する可能性が高くなります。
攻撃性のある犬種であっても、普段から人になれていて他人が家に入っても吠えないことがわかっていれば、その脅威はないため犯行の抑止力が少なくなります。
防犯対策としての犬の効果は実証されている
実際に、警察の調査や防犯専門家の意見によると、犬がいる家は空き巣被害に遭う確率が低いとされています。
防犯カメラやセンサーライトなどの防犯対策と併せて犬を飼うことで、より効果的な防犯が可能となります。
また、犬の存在が目立つように「犬がいます」といったステッカーを貼るだけでも、抑止力となることが知られています。
人が家に近づくだけで家の中から吠える犬がいれば、強盗や空き巣をするにはリスクが高すぎるため、防犯対策としては、かなり高いと言えます。

強盗や空き巣が嫌がる犬とは?
強盗や空き巣が特に嫌がる犬について紹介します。
- 大型で警戒心の強い犬
- 吠える声が大きく持続する犬
- 訓練されている番犬
大型で警戒心の強い犬
強盗や空き巣は、特に大型で警戒心の強い犬を嫌がります。
例えば、ドーベルマンやジャーマン・シェパードのような犬種は、強い警戒心を持ち、見知らぬ人に対して敏感に反応します。
これにより、侵入者は大きなリスクを感じ、ターゲットから外す可能性が高まります。
吠える声が大きく持続する犬
番犬として優れている犬は、吠え声が大きく、持続的に鳴く傾向があります。
例えば、ビーグルやシベリアン・ハスキーは、吠え声が遠くまで響き、侵入者にとって大きな障害となります。
長時間吠え続けることで、不審者は周囲の人々に気づかれるリスクが高まり、犯行を諦める可能性が増します。
訓練されている番犬
防犯目的で飼われる犬の中には、特別な訓練を受けた番犬もいます。
訓練を受けた犬は、飼い主の指示に従い、不審者に対して威嚇や攻撃を行うことができます。
例えば、マリノア(ベルジアン・マリノア)やロットワイラーは、番犬としての訓練に適しており、強盗や空き巣にとって非常に警戒すべき存在となります。
強盗や空き巣から家を守るためには、適切な犬種を選び、しっかりとした訓練を施すことが重要です。
また、防犯対策の一環として、犬がいることを示すサインや防犯グッズを併用することで、より効果的に犯罪を防ぐことができます。
まとめ:強盗や空き巣は犬がいる家を嫌がる?
強盗や空き巣は犬がいる家を好き好んで狙ったりはしません。
犬の鳴き声で犯行に気付かれることや犯行中に犬に襲われるリスクがあるためです。
逆に考えると、犬がいてもこれらのリスクがなければ強盗や空き巣に入られる可能性があるということです。
よって、犬を飼っているからといって油断はせずに、そのほかの防犯対策もしていかなければ未然に犯行を防ぐことはできません。
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