防災トイレは何日分必要？家族の人数に応じた必要な数を紹介！

「災害時、トイレはどうしますか？」

大地震や台風などの災害が発生すると、水道や下水がストップし、家庭のトイレが使えなくなる可能性があります。

実際に過去の震災でも、多くの人が「トイレ問題」に直面し、大きなストレスを感じています。

飲み水や食料の備蓄を考える人は多いですが、トイレの備えは意外と後回しになりがち。

しかし、排泄は生理現象であり、避けることはできません。

では、家族全員が安心して過ごせるようにするには、防災トイレを何日分、何個用意すればよいのでしょうか？

政府や自治体では「最低3日分の備蓄」を推奨しています。

この記事では、家族の人数別に必要な防災トイレの数を詳しく解説します。

災害時の衛生環境を守るために、今すぐチェックして備えましょう！

防災トイレは何日分必要？

災害時に備えて、どれくらいの防災トイレを準備すればよいのか悩む方も多いでしょう。

一般的に、水道や下水が復旧するまでには数日～数週間かかることもあります。

よって、最低3日間は必要ですが、可能であれば1週間ほどの防災トイレを準備するこを推奨します。

ここでは、必要な日数を決める際の重要なポイントを3つ紹介します。

政府や自治体は「最低3日分の備蓄」を推奨しています。

しかし、過去の災害では復旧までに1週間以上かかった例もあるため、可能であれば1週間分の防災トイレを準備しておくと安心です。

大人1人が1日にトイレを使用する回数は平均4～6回とされています。

そのため、1日あたり5回を目安に計算すると、不足するリスクを減らせます。

「自分はトイレが近い方だ」や「こどもはもっと多く行く」と思われた方は、この5回を目安に回数を増やしていくと分かりやすいですよ。

たとえば、4人家族なら1日20回分、3日で60回分、1週間で140回分の防災トイレが必要になります。

避難所に行く場合でも、トイレが不足していたり、長蛇の列になることがあります。

また、自宅避難する場合はゴミの回収が遅れることも考え、消臭効果の高い防災トイレや処理袋を準備すると、快適に過ごせます。

このように、必要な日数や回数をしっかり計算し、家族に合った防災トイレを準備することが大切です。

次からは、家族の人数に応じた具体的な必要数を詳しく解説します。

防災トイレを準備する際、家族の人数に応じて必要な数を正しく計算することが重要です。

大人と子どもではトイレの回数が異なり、また、避難生活の状況によっても必要量が変わるため、適切な備蓄量を把握しておきましょう。

以下に、家族の人数ごとに必要な防災トイレの数をまとめました。

※1人1日5回のトイレを想定しています。

以下に、3人家族以上は「こども」を想定した防災トイレの数をまとめました。

※3人家族以上は3人目以降の1日の使用回数を7回として想定（2人目までは1日5回想定）。

大規模災害時には復旧まで1週間以上かかるケースもあります。

さらに、避難所のトイレが不足する可能性もあるため、できるだけ1週間分以上の防災トイレを準備するのが理想です。また、消臭・凝固剤付きのタイプや、処理しやすい排泄袋も併せて備えておくと安心です。

家族の人数に応じた適切な防災トイレを準備し、万が一の災害に備えましょう。

防災トイレは、国や自治体では3日分の備蓄を推奨していますが、災害や復旧の長期化を考えると1週間ほどの備蓄は用意した方が良さそうです。

大人のトイレの回数は平均で5回程度であるため、一人分であれば35回分、二人分であれば70回分を用意すると安心です。

なお、子どもや高齢者がいる世帯はトイレの回数が増えることも想定し、多めに準備をした方が安心できます。

災害が起きからでは遅いので、平時の時からしっかりと準備を行いましょう。